2010年02月22日
481~484 ヴュータン~ヴィヴァルディ
481 ヴュ-タン ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調
名人芸をきかせる曲であるが、その「芸」がどういったものであるかによって演奏のスタイルも変わる。パガニ-ニの「カプリ-ス」などと共通した部分のある曲と言えよう。わたしとしては品性のある演奏を好ましいと思うので、グリュミオ-、ロザンタ-ル/ラムル-o.の盤(1963年。フィリップス)を、とる。しかしハイフェッツ、サ-ジェント/ロンドン新so.の演奏(1961年。RCA)もさすがに立派であった。
482 ヴィヴァルディ 協奏曲集「調和の霊感」
つい先日もとめたイタリア合奏団による演奏が、なかなかよかった(1988年。デンオン)。廉価盤になっていたから(2枚組で1500円だったと思う)もとめやすい。ほかにマリナ-/アカデミ-室内o.の演奏が「ヒット確実」という感じなのだが(1972年。ロンドン)いまだに買えずにいる。
483 ヴィヴァルディ 協奏曲集「四季」
コクマルガラスはオリジナル楽器が嫌い。で、カルミレッリ、イ・ムジチ合奏団の1982年の演奏(フィリップス)、もしくはミケルッチ、イ・ムジチ合奏団の演奏(1969年。フィリップス)を推薦する(どちらかは廃盤でないという思いから。両方現役ならばミケルッチをとる)。同じイ・ムジチがア-ヨと組んだCDがポピュラ-だが、すこし造形に乱れがあると思う。
484 ヴィヴァルディ フル-ト協奏曲集 Op.10
このへんで節を屈してブリュッヘン盤をとろう。18世紀オ-ケストラ団員を弾き振りしての演奏はなかなか爽やかである(1979年。セオン)。