2010年02月13日
398~411 シューベルト
398~403
シュ-ベルト ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第18番ト長調「幻想」 D.894
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
405~407
シュ-ベルト 楽興の時 D.780
幻想曲ハ長調「さすらい人」 D.760
即興曲集 D.899、D.935
シュ-ベルトのピアノ曲についてはわたしには苦手意識があった。とにかく冗長に感ぜられるのだ。リヒテル、ポリ-ニ、内田、レオンスカヤ、ルプ-、エッシェンバッハ。どの演奏をきいても退屈であった。10年ほど前にその苦手意識を払拭してくれたのがブレンデルによる新録音のセット(1982~88年。フィリップス)であった。ともすれば口ごもり、ともすればうつむくシュ-ベルトの音楽を意義深いものとしてわたしの前に提示してくれたブレンデルには深く感謝している。わたしはブレンデルの旧盤のシリ-ズを全部きいていない(1970年代なかばの録音。フィリップス)が、数枚きいたかぎりでは「さほど新旧の差はない」という気がした。ゆえにブレンデルの新録音のセットをためらうことなく推薦する。
404 シュ-ベルト 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802
ニコレとエンゲルの盤(1969年。グラモフォン)がすぐれている。「アルペジオ-ネ・ソナタ」と同じで、フル-ト以外の楽器でも演奏される。それでここでもゴ-ルウェイとモル(1983年。RCA)を挙げておこう。
408 シュ-ベルト 歌曲集
いまでも現役かどうかわからないが、フィッシャ-=ディ-スカウとム-アがグラモフォンに1966、66、69年に録音した「シュ-ベルト歌曲大全集」は素晴らしいものである。わたしの持っているのは箱物の22枚組で、だいぶ体積を食っているのが難であるが聞いた話ではボックスに紙袋入りのCDをまとめて収納するスタイルで再発されたそうである。まあ、シュ-ベルトの男声歌曲をCD22枚ぶんきく必要があるのかどうかはききての考え方次第であるし、三大歌曲集だけで充分という言い分も一理ある。値段も馬鹿にならないから、中古の出物などで出会ったときに買うのも手であろう。あとそれからLiederというのは対訳がないといかにも辛いので、割高でも国内盤を買ったほうがよい。
409 シュ-ベルト 歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D.795
シュ-ベルトの「三大歌曲集」のなかでは比較的楽天的な性格がつよい。そんな曲をうたうにはプライの声がぴったりである(ピアノはエンゲル。1971年。テルデック)。
410 シュ-ベルト 歌曲集「白鳥の歌」 D.957
この曲も開放的なパトスを要求したいところで、その点でプライとビアンコ-ニの盤がすぐれていた(1984~85年。デンオン)。
411 シュ-ベルト 歌曲集「冬の旅」 D.911
わたしとしてはヘフリガ-、デ-ラ-の盤(1980年。クラ-ヴェス)をベストに推したい。ヘフリガ-はテノ-ルであるが、その透き通るような声が響くときの哀切極まる感覚はこの曲のイメ-ジにうってつけである。デ-ラ-の弾くハンマ-フリュ-ゲルの音もよくマッチしている。
シュ-ベルト ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784
ピアノ・ソナタ第16番イ短調 D.845
ピアノ・ソナタ第18番ト長調「幻想」 D.894
ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960
405~407
シュ-ベルト 楽興の時 D.780
幻想曲ハ長調「さすらい人」 D.760
即興曲集 D.899、D.935
シュ-ベルトのピアノ曲についてはわたしには苦手意識があった。とにかく冗長に感ぜられるのだ。リヒテル、ポリ-ニ、内田、レオンスカヤ、ルプ-、エッシェンバッハ。どの演奏をきいても退屈であった。10年ほど前にその苦手意識を払拭してくれたのがブレンデルによる新録音のセット(1982~88年。フィリップス)であった。ともすれば口ごもり、ともすればうつむくシュ-ベルトの音楽を意義深いものとしてわたしの前に提示してくれたブレンデルには深く感謝している。わたしはブレンデルの旧盤のシリ-ズを全部きいていない(1970年代なかばの録音。フィリップス)が、数枚きいたかぎりでは「さほど新旧の差はない」という気がした。ゆえにブレンデルの新録音のセットをためらうことなく推薦する。
404 シュ-ベルト 「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802
ニコレとエンゲルの盤(1969年。グラモフォン)がすぐれている。「アルペジオ-ネ・ソナタ」と同じで、フル-ト以外の楽器でも演奏される。それでここでもゴ-ルウェイとモル(1983年。RCA)を挙げておこう。
408 シュ-ベルト 歌曲集
いまでも現役かどうかわからないが、フィッシャ-=ディ-スカウとム-アがグラモフォンに1966、66、69年に録音した「シュ-ベルト歌曲大全集」は素晴らしいものである。わたしの持っているのは箱物の22枚組で、だいぶ体積を食っているのが難であるが聞いた話ではボックスに紙袋入りのCDをまとめて収納するスタイルで再発されたそうである。まあ、シュ-ベルトの男声歌曲をCD22枚ぶんきく必要があるのかどうかはききての考え方次第であるし、三大歌曲集だけで充分という言い分も一理ある。値段も馬鹿にならないから、中古の出物などで出会ったときに買うのも手であろう。あとそれからLiederというのは対訳がないといかにも辛いので、割高でも国内盤を買ったほうがよい。
409 シュ-ベルト 歌曲集「美しき水車小屋の娘」 D.795
シュ-ベルトの「三大歌曲集」のなかでは比較的楽天的な性格がつよい。そんな曲をうたうにはプライの声がぴったりである(ピアノはエンゲル。1971年。テルデック)。
410 シュ-ベルト 歌曲集「白鳥の歌」 D.957
この曲も開放的なパトスを要求したいところで、その点でプライとビアンコ-ニの盤がすぐれていた(1984~85年。デンオン)。
411 シュ-ベルト 歌曲集「冬の旅」 D.911
わたしとしてはヘフリガ-、デ-ラ-の盤(1980年。クラ-ヴェス)をベストに推したい。ヘフリガ-はテノ-ルであるが、その透き通るような声が響くときの哀切極まる感覚はこの曲のイメ-ジにうってつけである。デ-ラ-の弾くハンマ-フリュ-ゲルの音もよくマッチしている。