2009年12月18日

096~107 ベルク~ビゼー


096 ベルク ヴァイオリン協奏曲

 これはパ-ルマンと小沢/BSOが組んだ1978年の録音だろう(ドイツ・グラモフォン)。ベ-ト-ヴェンやブラ-ムスがあまり得意でない小沢もこうした曲ではうまい指揮をみせる。世評ではチョン・キョンファとショルティ/CSOが組んだ演奏も得点がたかいようだが、わたしは彼女のヒステリックな音色が苦手である。


097 ベルク 歌劇「ヴォツェック」全曲 Op.7

 やはりベ-ム盤(1965年。ベ-ム/ベルリン・ドイツ・オペラo.F.=ディ-スカウ他)であろう。ブ-レ-ズ盤やドホナ-ニ盤ではあじわいが、たりない。アバドがベルリン・フィルの監督になるすこし前(1983年あたりか)にミラノ・スカラ座を振ってマリ-をヒルデガルト・ベ-レンスが歌った盤があったが、それもなんとなくイメ-ジと違った。最近ではDVDで「見る」ほうがオペラ鑑賞の主流なのかもしれないが、わたしには馴染めない鑑賞法のようだ。


098 ベルリオ-ズ 幻想交響曲 Op.14

 初心者むけの曲だ。この曲だの「動物の謝肉祭」だのをいつまでもきいていてはクラシック愛好家としての熟成はおぼつかない。だいたいベルリオ-ズという人物そのものがサン=サ-ンスとおなじく「実用音楽」の作曲家である。これからのベルリオ-ズの名盤選にはあらかたスペシャリストとしてのミュンシュの名があがる。この曲もミュンシュ/パリo.(1967年。EMI)で充分だ。


099 ベルリオ-ズ 交響曲「イタリアのハロルド」 Op.16

 ミュンシュ/BSO。プリムロ-ズのヴィオラ。1958年録音。RCA。いろいろなヴィオラ奏者が起用されるが、結局プリムロ-ズが最も達者であった。


100 ベルリオ-ズ 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」 Op.17

 ミュンシュ盤がいまひとつなのでマゼ-ル/VPOをとる(1972年。ロンドン)。


101 ベルリオ-ズ 劇的物語「ファウストの劫罰」全曲 Op.24

 ミュンシュ/BSO。1954年録音。RCA。


102 ベルリオ-ズ レクイエム Op.5

 ミュンシュ/バイエルン放送so.1967年録音。ドイツ・グラモフォン。


103 ベルリオ-ズ 歌曲集「夏の夜」 Op.7

 なんとなくカントル-ヴの「オ-ベルニュの歌」と似たところのある曲。歌っているソプラノまで似通ったラインナップになり、テ・カナワ、シュタ-デ、ノ-マンなどが歌っている。わたしはレジ-ナ・クレスパンがアンセルメ/スイス・ロマンドo.と組んだもの(1963年。ロンドン)が好きである。


104 ビゼ- 交響曲第1番ハ長調

 やっとベルリオ-ズから開放されてビゼ-だ。この曲はさして画期的な手法を誇るわけでもないのだが、そののびやかな旋律から愛される。どんな演奏でも許せてしまうようなところがあるが世評どおりビ-チャム盤を推す(フランス国立放送o.1959年。EMI)。


105 ビゼ- 劇組曲「アルルの女」第1、第2組曲

 LP時代から同じビゼ-の交響曲第1番とカップリングされることが多い。CDでもわたしの持っている廉価盤は、そうだ。そういう意味からもビ-チャム/ロイヤル・フィルの演奏(1956年。EMI)を推す。「メヌエット」で有名なフル-トの旋律が登場するが、その音もたいへん美しい(わたしは一般的にイギリスのフル-ティストの音が好きである)。


106 ビゼ- 歌劇「カルメン」 第1、第2組曲

 クリュイタンス盤が昔から世評もたかいし(パリ音楽院o.との1964年録音。EMI)「アルルの女」組曲とのカップリングということもあって徳用である。しかし「アルルの女はもうビ-チャム盤で持っているよ」という方にはオ-マンディ/フィラデフフィアo.の録音(1976年。RCA)をお薦めする。選曲もおおいし、こういうショウ・ピ-スを振らせるとオ-マンディはまことにうまい。


107 ビゼ- 歌劇「カルメン」全曲

 オペラという分野のディスクはことさらに「好みの演奏家」で選ぶものだ。このオペラについて言えばカルメン、ドン・ホセ、エスカミリオをそれぞれ歌っている歌手の好み、そして指揮者とオ-ケストラの好みだ。ドン・ホセで言えばドミンゴ(アバド盤)が好きだが、指揮者としてはカラヤンに軍配があがる。カラヤン/BPO。バルツァ、カレ-ラス、ヴァン・ダム。1982、83年録音。ドイツ・グラモフォン。「マリア・カラスのカルメン」は名唱集で「恋は野の鳥」をきけばじゅうぶんである。



Posted by コクマルガラス at 04:57│Comments(0)TrackBack(0)

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